熱画像直視装置 活動レポート 沖縄県消防学校

沖縄県消防学校にお伺いして『FLIR熱画像直視装置出張講習』を実施しました。

 

沖縄県消防学校について

沖縄県消防学校は昭和47年に沖縄県総務部消防防災課内に設置され、昭和49年に西原町へ移転し開校しました。平成8年に旧校舎から現在の中城村に移転しました。

沖縄県下18消防本部(局)の消防職員、消防団員及びその他の消防関係者に対して消防の任務を正しく認識させるとともに人格の向上、知識・技術の習得体力・気力の錬成、規律の保持、共同精神の涵養等を目的に教育を行っています(県ホームページより)。

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〇防学校の職員数と学生数

令和4年度

◯消防学校職員数(校長、副校長、教官 6名、庶務1名、会計年度職員6名)合計15名

〇学生数 消防職員初任教育 61名

警防科 26名、上級幹部科 11名、予防査察科 17名、火災調査科 23名、

救急科 35名、消防団員教育 42名 学生合計 215名(令和4年12月1日現在)

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〇自治体について

沖縄県は、アジア大陸の東にあって、弧状に連なる日本列島の最西端に位置します。

東西約1,000km、南北約400kmの広大な海域に、大小160の島々(うち有人島47)からなる島県です。亜熱帯海洋性気候にある南西諸島は、美しいサンゴ礁、貴重な野生生物など優れた自然環境に恵まれており、中国や東南アジア諸国等との交易・交流を通じて、独自の文化を形成してきました。

県民は祖先を敬い、伝統行事を大切にしながらウチナーンチュであることに誇りを持ち、国内外の人たちと交流しながら、島の発展に力を注いでいます。広報課「沖縄県の概況」より

 

熱画像直視装置の活用と期待すること

沖縄県下の多くの消防本部(局)が熱画像直視装置を配備していることから沖縄県消防学校では初任教育学生へのファイヤーコントロールボックスでの火災性状の理解の向上や実火災訓練での安全管理で使用しています。また専科教育においては県下の多くの消防本部(局)で配備されている背景から屋内進入時の消火、検索訓練等では基本技術を押さえたうえでどのように熱画像直視装置を有効に使用するかという訓練を実施しています。実火災訓練では「火点検索「放水の評価」、「状況変化」、「要救助者検索」など目的を持って熱画像直視装置使用するように指導しています。

熱画像直視装置は火災現場にだけに限らず、様々な現場での活用を期待しています。そのために学校教育では様々な訓練に活用し現場活動の質向上に寄与していきたいと考えています。

訓練の様子

※1枚目、2名目の写真は実火災訓練終了後に温度変化を測定している様子

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インタビューに応えて頂いた方

沖縄県消防学校(中城北中城消防本部から派遣) 主査 天久 祐希さん

 

その他にも活動レポートを載せておりますので、以下ページよりご確認ください。

  • 神奈川消防学校活動レポートはこちら
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