会津若松地方 広域市町村圏整備組合消防本部 熱画像直視装置 活動レポート

会津若松地方 広域市町村圏整備組合消防本部(福島県)の講義・実技訓練に参加しました。

その際の活動レポートを簡単にまとめましのたので、是非ご確認ください。

活動レポート完全版のダウンロードは右のフォーマットから可能です。

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会津若松地方広域市町村圏整備組合消防本部について

会津若松地方広域市町村圏整備組合消防本部は福島県の西半分を占める会津地域の中央部の会津若松市や猪苗代町等1市7町2村からなり、面積で言うと四国の香川県と同等の広さを職員約290名で管轄し、1本部、4消防署、1分署、7出張所で構成されています。

熱画像直視装置を導入検討したきっかけ

最新の消火戦術の情報収集と導入予定資器材について知識を深めるために2019年に東京で開催された「FLIR熱画像直視装置基礎・活用セミナー」へ参加しました。所属に10年以上前に導入した旧タイプの熱画像直視装置は熱源特定のために使用することが多い資器材でしたが、高気密・高断熱化した住宅における消火戦術や火災時の危険兆候の確認等、消防隊員の命を守るために必要不可欠なものであることを理解しました。

熱画像直視装置の活用方法

残火再燃防止の確認と屋内侵入です。当消防本部管轄にも高気密耐火住宅が増え、最新消火戦術の一つとして積極的な屋内侵入は大変有効です。熱画像直視装置による温度状況の把握は効率的な放水と密接な関係があります。実地訓練を重ねながら実践に備えたいと考えています。

今回の「熱画像直視装置活用訓練」と今後の活用について

各所属から30名が参加しました。参加希望者はそれ以上いたのですが勤務の関係で30名となりました。前半は座学と後半は屋外にてコントロールボックスを使い炎、煙、水の挙動を確認しました。特に放水方法の違いによる内壁の温度変化を若手隊員に体感してもらいました。今後も熱画像直視装置を使った実践訓練数を増やしていきたいと考えています。前半の座学も赤外線の特性について、熱画像直視装置を使用しての解説は大変わかりやすく、セミナー受講者にとっても得るものが多い訓練となりました。

熱画像直視装置の追加計画:訓練当時はFLIR K2を4台所有

各消防署と分署には配置している状況ですので、他所の車両更新に併せて追加導入できればと考えています。今回の訓練用に使用さていただいたのは、より高性能の「FLIR K55」でしたが、画像がより鮮明で動画記録もできる「FLIR K55」以上の上位機種の導入を検討したいです。

 

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その他にも活動レポートを載せておりますので、以下ページよりご確認ください。

  • 徳島市消防局 活動レポートはこちら
  • 島根県消防学校 活動レポートはこちら
  • 笛吹消防本部 活動レポートはこちら
  • 上尾市消防本部 活動レポートはこちら
  • 煙の向こう側を撮影:動画はこちら
  • FLIR熱画像装置堅牢性(耐熱、振動、回転、落下、防水):動画はこちら
  • FLIR熱画像直視装置の詳細はこちら

    その他お問い合わせはinfo@flir.jpより受け付けております。

 

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