騒音下でもエア漏れを見逃さない 産業用音響カメラ FLIR Si124

 


 

まだできる脱炭素・省エネの取り組み

皆様の生産活動に欠かせない圧縮ガス(エア、窒素など)設備のある施設では、コンプレッサーを稼働させるために電力を消費します。この電力は発電所で発電する際にCO2を排出していますが、ご使用の設備の圧縮システムにリークがあるとコンプレッサーに負荷がかかり、正常時に比べて電力を浪費します。工場プラントの多くは、使用エア総容量の20~30%がリークによる損失であると言われていますが、実際に多くの生産設備においてFLIR Si124を使用してリークを検出することで、投資を上回る費用削減効果を得ることができています。

 

リークの迅速かつ適切な補修は無駄な電力の削減だけでなく、脱炭素化にも貢献します。

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FLIR Si124 音響(超音波)カメラ

圧縮空気の漏れ、真空システムの漏れ、電気的な部分放電はすべて、電力の浪費に繋がる問題であり、予期しないコストや潜在的な生産/稼働時間の問題に対処しなければならなくなります。音響カメラによる超音波画像は、完全な資産管理計画の一環として、これらの機器の問題を検出するのに効果的な方法です。FLIR Si124は、圧縮空気システムの加圧漏れや高電圧電気システムの部分放電問題を見つけるのに最適なソリューションです。この軽量片手カメラは、ユーティリティ、製造、エンジニアリング分野で使用して、最小限のトレーニングで、従来の方法よりも最大10倍速く効率損失と潜在的な障害を特定できます。

FLIR Si124

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高確度で検出し、効果を出せる理由

 

検出能力に直結する超音波マイクはコストダウンせず最大クラスの124個を搭載

騒音下でエアリークと部分放電だけを確実に検出するために騒音成分を機械学習済

現場で補修判断を可能にするリアルタイムの損失コスト計算機能

高所や足元の不安定な場所で片手操作可能なガンタイプ

報告書に於けるコスト計算や設備稼働条件の設定が容易で報告書を短時間で出力可能

 

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マシーンラーニングによるフィルタリング効果


マシーンラーニングなし

画面を見ながら手動で感度調整をし、エア漏れ元を特定

経験や勘が必要

 

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マシーンラーニングあり

FLIR Si124がエア漏れに最適な感度に自動調整

スキル不要で正確

 

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顧客実例:省エネ対策効果を実感

アトマイズアルミ粉専業メーカーミナルコ株式会社

アルミ粉末を生成するためにコンプレッサーを多く使用工場電気料金の50%をエアが占める

 

FLIR Si124の良かった点

● ほとんど操作することなく検出ができた

● 想定していなかったエア漏れ箇所や漏れ源を特定できなかった箇所が簡単に特定できた

● 不安定な場所でも片手で操作でき、手すりをつかめるので安全を確保しながら測定できた

● リアルタイムのコスト表示機能が現場の意識付けにも役立つ

詳細はこちら

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音響(超音波)カメラの原理

なぜ超音波カメラでエア漏れを可視化できるのか?

気体が小さい穴や隙間を通って高圧側から低圧側に移動する(気体のリークが発生する)ときに、乱流が発生します。この乱流は人間の耳では聞くことのできない超音波を伴っており、FLIR Si124は超音波マイクロフォンで乱流に伴う超音波を検出しています。FLIR Si124には124個のマイクロフォンが搭載されており、超音波の音圧やセンサーに到達した時間差などからリーク箇所や漏れ量を算出し、ディスプレイ上にリアルタイムでエア漏れ箇所を表示します。


経験者に聞くFLIR Si124でエアリーク対策が進んだ理由

超音波を応用した検出ツールの多くで、超音波によりエアリークを検出するため、生産現場など騒音のある場所でも容易にリークを見つけられると言われています。実際には生産現場では様々な機器が稼働しており、それぞれにノイズを発生させている為、従来のカメラタイプの検出器ではリークとノイズが混在して表示され、測定者の経験と判断を要することがありました。

 そのため騒音下でのエアリーク検出はカメラタイプでも難しい、他部署に貸し出したり、慣れない人に使ってもらうのは難しいと考えていましたがFLIRSi124は機械学習でエアリーク、部分放電だけを検出するということで、実際の使用においてもカメラの操作を要求されることなく、測定したいリークだけを自動かつ正確に捉えてくれました。

 

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