Infrared Camera Calibration(赤外線カメラの校正)
フリアーシステムズのカメラは、正確な温度測定と赤外線画像の生成ができるよう設計され、工場で校正されています。 フリアーシステムズの年に一度の校正サービスでメンテナンスを受けていれば、お使いの機器は熱の異常箇所やその他の温度現象を正確に見きわめるという点で、非常に信頼のおけるものとなります。 メンテナンスと校正を適切に行わない場合、正確な測定も画像の品質も保証できません。
フリアーシステムズのカメラの校正方法は、モデルにより異なります。 そのため、フリアーシステムズの校正ラボとその技術者は、お客様のカメラを最高の状態に保ち、データ収集の精度や信頼性を最大限に向上するために独自の技能を備えています。 この部署は、ISO 9001:2008 (Nov. 2010)またはAS9100の認証を受けています。
12ポイント点検&校正プログラム
フリアーシステムズ専用の12ポイント点検&校正プログラムでは、SPスウェーデン国技術研究所とアメリカ国立標準技術研究所(NIST)で毎年校正され追跡可能な基準温度を使います。 プログラムは以下のステップで構成されています。
フリアーシステムズの12ポイント点検&校正プログラム
- すべての動作確認を実施する。
- 該当する場合は、画像校正とカメラの位置補正を行う。
- 内部ケーブルとPCB接続をすべて確認する。
- カメラ内部のソフトウェアを最新バージョンにアップグレードする。
- 簡単な修理を実施する。
- 均一な画像が得られるように、必要に応じて赤外線画像の各温度範囲について検証および/または校正を行う。
- 必要に応じて、周囲温度補正を確認する。
- 工場仕様と確実に合致するように再校正を行う。
- 品質検査合格受入テストを実施する。
- 適合証明書を発行する。
- 校正証明書を発行する。(オプション、測定値を記載した拡大校正証明書)
- 光学系を清掃する。該当する場合はビューファインダーも清掃する。
※校正規格を満たすために必要な部品または作業は含まれません。また追加でのレンズ/フィルタの校正も含まれません。