フリアーシステムズが世界最大の保護活動で24頭のライオンをサポート

Cabela Family Foundationおよびその保護パートナーが陣頭指揮をとる保護プロジェクト、Twenty Four Lionsは、モザンビークのザンベジデルタの個体数の回復のために、国境を越えた史上最大のライオンの移動を実施しました。今回の移動は野生のライオンにできるだけストレスをかけないように行う必要がありました。白色光は野生動物にとってストレスの引き金となり、鎮静状態でライオンを常に(とりわけ夜間に)監視する必要があるため、Twenty Four Lionsのチームは、フリアーシステムズを頼りにして、ストレスのかかる白色光を使用せずにライオンを安全に監視しました。フリアーシステムズのサーモグラフィテクノロジーを活用することで、チームは、2018年8月5日にこの種類では最も大掛かりな保護活動を安全に問題なく遂行できました。

image今までにライオンはアフリカの26カ国で絶滅しています。恐ろしいことに、わずか1世紀前には20万頭のライオンがアフリカで暮らしていましたが、現在は2万頭を切っています。ライオンや他の野生生物の種の個体数を回復するために、24 Lionsプロジェクトは、南アフリカからザンベジデルタまで国境を越えて24頭の野生のライオンを輸送するという、かつてないほどの保護任務に乗り出しました。ザンベジデルタは、モザンビークにあるアフリカで最も存続可能で状態の良い生態系の1つです。このデルタの250万エーカーの生息環境に24頭のライオンを再び放つために獣医、パイロット、生物学者で構成されるチームが必要でした。このデルタは、新たな生態系への過渡的段階としてライオンを維持したいと自然保護活動家が望む囲い込まれた土地であり、適切な状態を維持するために接近してライオンの監視を行える場所でした。

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最初のライオンの積み荷は予想よりも大分遅れて到着したため、ライオンが囲い地(フェンスで囲まれた囲い)に放たれた際、ほとんど確認できませんでした。安全にライオンを監視することは暗闇では困難であることが判明しましたが、生物学者がFLIR Scout IIを使用することで、ストレスのかかる白色光を全く使わずに、覚醒が確認できるまでライオンの呼吸や動作を安全に監視できました。

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フリアーシステムズは、成功を収めたこのプロジェクトの成果で重要な役割を果たすこととなりました。Twenty Four Lionsの調査結果のモデルは、8月5日にこのデルタに放たれたライオンが、20年以内に世界の野生のライオンの個体数の10%を占めることになると示唆しています。フリアーシステムズは、今回のような保護活動に自社のテクノロジーが活用されていることを知って光栄に思っており、今回の進展と同様に人生を変えるようなプロジェクトで当社のテクノロジーの利用が広がり続けるのを楽しみにしています。

このプロジェクトの詳細については、24lions.orgをご覧ください。フリアーシステムズのテクノロジーの詳細については、FLIR.comをご覧ください。

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