TrueTrace® テクノロジー

TrueTrace® は特許保護された、多重発光テクノロジーで、あらゆる FLIR Fido® X シリーズの携行型爆発物探知装置において用いられています。各 TrueTrace 感知物質ですが、特定クラスの爆発物に反応するよう独自に考案されています。発光のわずかな変化でさえ、不可視の爆発残留物の存在を判定すべく測定されます。TrueTrace は Fido X シリーズ探知装置が大量輸送のチェックポイント、スポーツ観戦施設、クリティカル・インフラに対して迅速で正確な結果を供与するのを可能にします。 

TrueTrace テクノロジーの詳細

携行型探知装置に採用されているテクノロジーとは?

IMS ベースの ETD および犬歯は、検知の速度と感応性から、爆発物のスクリーニングに用いられています。発色インジケータですが、使い勝手の良さと小規模の爆発物群を検出する能力を理由に、スクリーニングのシナリオに展開されています。TrueTrace 対応 ETD はチェックポイントのスクリーニング用途向けに、感応性、速度および使い勝手の良さを統合しています。

チェックポイントのスクリーニングとは?

犬歯、イオン移動度分光分析(IMS)、質量分析計、X線といった数々の補足的技法がチェックポイントにて用いられています。携行型爆破物探知装置(ETD)は入国制御チェックポイント、無作為のスクリーニング・チェックポイントおよび脅威パトロール強化を対象とする携行型スクリーニング能力を供与します。

携行型爆破物探知装置はチェックポイントでどのように使用されているか?

最前線の操作者は、サンプル・チケットを用い、車両、ノートブック、バッグ、携帯電話、ベルト、木箱、箱、書簡等の品目に係る最初に触れられた領域から表面残留物を収集します。チケットは、残留物を分析して警戒解除信号または脅威警告を発するETD に挿入されます。

TrueTrace の主な利点とは?

TrueTrace は操作者に不可視の探知水準の広範な爆破物を検出します。そして、将来の機器から保護すべく、変更なしに数々の新しい爆破物製剤を探知します。さらに、TrueTrace は高い脅威のシナリオにおいて、3分という瞬時のスタートアップ、わずか10秒での分析、数秒で測定可能な迅速なクリアダウンにてシステムの利用可能性を最大化します。

仕組みは?

  1. サンプリング・スワイプ(A)を用いて、トレース粒子が表面から収集され、スワイプに集中させられます。サンプリング・スワイプが、分析目的で、探知装置(B)に挿入されます。粒子が加熱されるにつれ、帰化して探知装置に吸入されます。
  2. 蒸気がシステムに入ると、爆発分子が TrueTrace 検知物質全体で一掃されます。
  3. 各検知チャンネルの応答変化が探知装置によって測定および分析されます。
  4. 分子が、特定の方法で、TrueTrace 物質と相関しないと、探知装置は「脅威が見つかりませんでした(NO THREAT FOUND)」と報告します。

増幅蛍光ポリマー(AFP)とは?

FLIR は、超反応性探知物質群の一部として、Massachusetts Institute of Technology(MIT)によって許認可された増幅蛍光ポリマー(AFP)テクノロジーを用います。AFP は数多くの発光分子の結合から構成され、相互に電子的に意思疎通する「ワイヤ」を形成します。ワイヤ内の分子のいずれかが爆発分子と相関すると、ワイヤ内の全分子が光の放射を中断します。このことは、単一のバルブが消耗すると一斉に消えてしまう旧型のクリスマスライトに相似しています。単一の爆発分子がチェーン内の複数の発光分子の発光をオフにします。極めて少量の爆発物質が光のアウトプットにおいて相当の低減を起動し、FLIR の TrueTrace テクノロジーがクラス最良の感応性を供与するのを可能とすることが考えられます。

関連記事