フリアーシステムズの研究開発/科学用途向けカメラのためのMATLABリソース

フリアーシステムズは、フリアーシステムズの研究開発/サイエンスグレードの赤外線カメラユーザーに向けて、MATLABソフトウェアソリューションを提供するためMathWorks®と提携することを誇りに思います。 フリアーシステムズの赤外線カメラとMATLABの強力な解析機能を組み合わせる方法はたくさんありますが、下記3種類の一般的な使い方から始めましょう。 技術解説とビデオを使い、フリアーシステムズのカメラからMATLABにデータを直接ストリームする方法、FLIRのResearchIRソフトウェアにMATLABスクリプトをインポートする方法、そしてMATLABでFLIR ResearchIRムービーファイルを直接開いてより高度の解析とデータ処理を行う方法を紹介します。 また、MATLABの高度なプログラミング環境でFLIRの赤外線カメラの機能を100%活用する手助けとなるよう、サンプルプログラムも用意しました。

MATLABを使ってフリアーシステムズが製品開発を加速する方法を学ぶ

MATLABでフリアーシステムズの赤外線カメラを使う

フリアーシステムズのR&D/サイエンスグレードの赤外線カメラは、MATLABにシームレスに統合されています。 カメラは完全にGigE VisionとGeniCamに適合しているため、リモートでのカメラ制御と、完全に温度校正された赤外線画像をMATLABにストリーミングすることが可能です。 ベンダー固有のSDKの翻訳は必要ありません。 そのため、業界標準のインターフェースを使用することで、フリアーシステムズのカメラからMATLABに高感度の赤外線データをすばやくストリーミングできアプリケーションの開発に専念することが可能です。

MATLABでFLIR GigEカメラを使用する

フリアーシステムズのResearchIRソフトウェアでMATLABスクリプトを使用する

フリアーシステムズのResearchIRソフトウェアは、MATLAB画像解析スクリプトの使用をソフトウェアの中で直接サポートします。 MATLABスクリプトは、ResearchIRにデジタルフィルタとしてインポートし、ライブまたは記録された赤外線画像に適用することができます。 バックグラウンドでは、赤外線画像がイメージファイルとしてMATLABスクリプトに渡されそこで処理された後、再度ResearchIRに戻され表示とより高度の解析が行われます。 この優れたツールにより、FLIR独自のResearchIRソフトウェアを使い直接MATLABの画像解析ツールキットを活用できるようになります。

FLIR ResearchIR MaxでMATLABプログラムを実行する

MATLABでResearchIR Dataを開く

フリアーシステムズの無料FileReader SDKソフトウェアを使用すると、MATIRABを使ってFLIRのResearchIRソフトウェアの赤外線画像とムービーを開いて解析することができます。 同梱のResearchIRソフトウェアでFLIRカメラの赤外線データを収集し、FileReader SDKとサンプルMEXコードを使用して、完全な赤外線画像と解析されたヘッダーデータをプログラムに直接読み込みます。 これにより、フリアーシステムズのカメラで収集したデータをMATLABに直接インポートして解析や処理の追加ができるようになります。

フリアーシステムズの研究開発/科学用途向け赤外線カメラを使用したサンプルのMATLABコード

フリアーシステムズはMathWorksの協力を得て、FLIR赤外線カメラと記録画像を使用した数本のサンプルプログラムを開発しました。 これらのサンプルプログラムは、フリアーシステムズの研究開発/科学用途向け赤外線カメラソリューションを使ってMATLABの潜在力を引き出す方法のいくつかを、簡単なコードを通して示すものとなっています。 下のプログラムのタイトルをクリックして各サンプルの短い説明を読み、ダウンロードへのリンクを確認してください。

顔の検出と追跡

このサンプルプログラムは、まずフリアーシステムズのResearchIRソフトウェアに記録した赤外線ムービーを開き最初のフレームを捉えて顔検出を行います。 次にその顔検出データおよび関連するポイントを使用して顔の関心領域を描画し、ムービー内の後続のフレームにその画像があるかどうか追跡します。 このサンプルコードでは、ビジョンツールキットに収めたファイルとMATLAB顔検出および追跡アルゴリズムを開くのに、FLIR File Reader SDKを使っています。 これは赤外線画像で得られる高いコントラストを利用してムービー内のターゲットの識別と追跡を行う優れた例で、ライブの画像ストリームにも対応が可能です。

顔の検出と追跡- サンプルコード (.zip)

画像の90度回転

赤外線画像の関心対象のサイズが縦長の場合があります。その時はフリアーシステムズの赤外線カメラを横にしてカメラの縦横比をターゲットに合わせることになります。 ここで、ResearchIRやユーザー独自のソフトウェアを使った再生または分析時に、残念ながら赤外線ムービーが全部回転して表示されていると仮定してみましょう。 そういう時でもこの短いサンプルプログラムは、スクリプトファイル内の変数に基づいて画像を時計回りまたは反時計回りに90度回転させて画像を修正します。 この機能はResearchIRフィルタとして、またカスタムMatlabプログラム内ですぐ使えるようになっています。

画像の90度回転 - サンプルコード (.zip) (.zip)

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