ソーシャルディスタンスのガイドラインを満たすため施設内の入退場者数を自動的にモニタリングする方法

多くの商業施設が営業を再開し始めるなか、小売店や、収容人数が制限されるその他の施設内のソーシャルディスタンスを維持するための、有効的かつ実用的な方法を見つける必要性が高まっています。入退場者数計測や人流計測は、これまで商業店舗に店内の客の流れや行動に関する価値あるデータを提供し続けてきました。そして今、このテクノロジーは、企業にとって施設内の過密を防ぎ新型コロナウイルス感染対策に伴う規制に準処するための重要なツールとなっています。顧客に面して設置したディスプレイ端末で施設内の同時利用者数に上限があることを告知し、定員に達したときにはその旨を表示して知らせます。これにより、人件費を節約するとともに、顧客の不安を緩和することができるのです。


人々の生活に「必要不可欠」と見なされコロナ渦全体を通して運営を続ける企業や組織は、健康維持や安全性を促進するためのプロセスの改善に積極的に取り組んでいます。食料品店や銀行などでは、アクリル板のパーテーションを設置して、顧客と店員との間仕切りを強化していますし、 航空会社では機内中央の座席を空け、乗客乗員共にフェイスマスクの着用を義務付けるポリシーを導入しました。  ファストフード店では店舗のドライブスルーをより一層活用する動きが見られ、従来型の店内サービスを主とするレストランにおいては、店内飲食から路上受け渡しや配達によるテイクアウト形式のサービスへ移行する店が増えています。 

今や常識となったこれらの感染予防策は、適切に実施されていれば大部分において効果的であることが証明されていますが、今後営業を再開する店が増えることを考えれば、商業施設(および社会一般)が長期的に運営を継続するめの別の戦略が必要です。

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常識的に企業や組織が取り入れているもう 1 つのアプローチは、同じ空間を同時利用する人の数を制限してソーシャルディスタンスを確実に維持するというものです。  多くの企業は入退場者数を手動でカウントしコントロールする対策を講じていますが、人数を正確に把握することは非常に難しく骨の折れる作業であり、また費用がかかりすぎるため実用的ではないことが既にわかっています。 フリアーはこの課題に取り組むべく、食料品店、銀行、劇場から製造工場や製品倉庫にいたるまで、さまざまな施設で利用できる、すべてを独自完備した拡張性の高い入場者数自動モニタリングソリューションを発表しました。

フリアーの施設入場者数モニタリングソリューションの要にあるのが、Brickstream (ブリックストリーム) 製品のラインアップです。  Brickstream の人物追跡カメラは、クラス最高のステレオビジョンを利用して、店内の過密化を防ぎながら人の流れを追跡します。顧客のプライバシー保護の観点から匿名性が維持され、目立つこともありません。 

カメラは各出入り口の天井に設置され、「マスターカメラ」に指定した 1 台が他のすべてのカメラからリアルタイムで入店/退店カウントを収集。店内の滞在者数を算出します。  マスターカメラは、レポート用インターフェースとしての機能も兼ね揃えており、同じネットワーク上に接続されたデバイスから、店内の滞在者数と入店可能人数、それに付随するメッセージが表示されるカスタマイズ可能なリアルタイムダッシュボードを見ることができます。  マスターカメラがすべての処理を行うので、店舗に追加のインフラを設置する必要も、クラウドを使用する必要もありません。

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フリアーの施設入場者数モニタリングソリューションは、 Brickstream カメラにエッジベースのIoTアーキテクチャーを、リアルタイムダッシュボードを表示させるデバイスには BYOD (各個人/企業所有のデバイス利用) アーキテクチャーを採用しています。  この BYOD アーキテクチャーにより、ユーザーは、Web ブラウザーを備え Brickstream カメラと同じネットワークに有線または無線で接続されたほぼすべてのデバイス (PC、ラップトップ、タブレット、携帯電話、スマートTV など) で施設内の利用状況を表示しモニタリングすることができるのです。 

リアルタイムダッシュボードは、定員の数やメッセージの表示方法を変えるなどのシンプルなカスタマイズはもちろん、言語の選択や、ブランディング、メトリックス、画面のレイアウトやスタイルの変更といった詳細なカスタマイズも可能になっています。顧客に面して設置されたディスプレイ端末は、施設内の同時利用者数に上限があることを告知し、定員に達したときにはその旨を表示して知らせます。これにより、人件費を節約するとともに、顧客の不安を緩和することができるのです。

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