FLIRとNeuralaが協力して、どのようにディープラーニングの導入をより迅速に、より簡単に、より高い費用効率で実現するか
課題と機会
ディープラーニングは、複雑で主観的な意思決定を素早く自動化したいマシンビジョンエンジニアやOEMシステム設計者にとって強力なツールとなります。しかし、このテクノロジーは、複数のソフトウェアのツール、大規模なデータセット、開発者の専門的なスキルやそれらに関連する費用がかかるため、専門家ではないユーザーにとっては非常に高額なものとなります。
このような問題を解決するためにFLIR SystemsはNeuralaと協力して、非熟練者のためのエンド・ツー・エンドの開発や導入ソリューションを提供しています。当社の費用対効果に優れたこのソリューションでは、必要なデータ量を大幅に削減して対応できます。
より早く、より簡単に、より低いコストで
マシンビジョンシステムのためのディープラーニングの開発と展開には、通常、複数の専門的なリソースと複数のステップが必要です。以下はその一例です。
- 機械学習の専門知識を持つ高度なスキルを持つ人材へのアクセス。
- 画像管理、アノテーション、ニューラルネットワークのトレーニング、精度検証のための複数のツール、これらのツールでの移行管理
- 学習したニューラルネットワークを実行するための別のCPUまたはGPU
FLIRとNeuralのエンド・ツー・エンドの開発や導入ソリューションは、これらのステップを完全にサポートしているワンストップソリューションに置き換えます。
- 使いやすいシステム：Neurala VIA (visual inspection automation) SAASソフトウェアは、画像の管理とアノテーション、モデルのトレーニング、効果的なデープラー二ング検査を実現するニューラルネットワークモデルの生成に必要なすべてのステップを数分で行うことができます。マシンビジョンやAIの専門家である必要はありません。
- 完全サポートのエンド・ツー・エンドのソリューション: FLIRとNeuralaは、複数のソフトウェアツールに依存する代わりに、シームレスなワークフローを共同で開発し、信頼できるワンストップソリューションを提供します。
- 最小限のデータ要件: 数千枚の画像ではなく、数十枚の画像でトレーニングを実施することで、すぐに開始し、パフォーマンスを測定し、追加データを収集しながら時間をかけてモデルを更新することができます。
- 費用効果：NeuralaのVIAモデルを直接Firefly DLカメラに搭載することで、ホストや周辺ハードウェアが不要となります。ソフトウェアの観点では、他の市販のソリューションを用いた開発や導入コストは数百万円に上ることが多々ありますが、当社のソリューションでは約3分の１のコストで同様の効果を実現できます。
- 時間を節約: NeuralaのVIAとFLIR Spinnaker SDKを使用することにより、従来のAI開発環境を構築しなくても、モデルのプロトタイプ作成、開発、検証、展開を迅速に行うことができます。NeuralaのVIAソフトウェアはニューラルネットワークを生成し、FLIR Spinnaker SDKを使ってFLIR Firefly DLカメラにエクスポートすることができるため、迅速かつ簡単に導入することができます。
使用事例
FLIRとNeuralaを統合したソリューションは、半導体工場での欠陥検出から果物加工工場での農産物の検査まで、さまざまな分類用途に適しています。
- 表面欠陥の検知: モバイル機器の製造工場の基板検査ラインで、ひび割れや欠陥を発見する。
- 部品キッティングの検証: 出荷前の最終検査ラインで検査されているキットに、パッケージの不備や部品の欠落があった場合に警告する。
- 天然産物検査: 生産物の品質検査を行い、打撲、色、サイズなどに基づいて果物をより良く等級付けする。
FLIR + NeuralaのブレインビルダーのダッシュボードGUI。
FLIR + Neuralaの評価用ダッシュボードGUIで精度を検証
FLIR Firefly DLカメラの仕様
追加情報
FLIR Firefly DL: https://www.flir.com/products/firefly-dl/
FLIRのメールアドレス: mv-sales@flir.com
Neurala: https://info.neurala.com/via-and-flir-firefly-dl
Neuralaへのお問い合わせ: FLIR@neurala.com
*仕様は予告なく変更されることがあります。
