フリアーシステムズの沿革

品質-革新-信頼をかかげる世界の赤外線市場をリードするグローバル企業

フリアーシステムズは1978年に創業。他に先駆けて、高性能・低価格の空撮用赤外線技術を開発しました。 赤外線技術はあらゆるヒト、モノ、物質が発する赤外線エネルギー(熱)を検知します。 赤外線カメラを利用すれば、暗闇や悪天候でも、スモッグが発生していても、オペレーターが目視することができます。

フリアーシステムズは1980年代の終わりにかけて、赤外線技術研究・開発の経験を活かし、温度差の検知・計測機能と高画質が求められる多彩な商業用途の携帯システムや試験システムの開発に乗り出しました。 この取り組みは、1990年にヒューズ・エアクラフトの産業用赤外線イメージング部門を買収したことで、さらに加速しました。

1998年にAgema(スウェーデン)、そして1999年半ばに Inframetrics(マサチューセッツ州ボストン)を買収したことで研究・開発やサポートの体制が強化され、商用赤外線市場におけるフリアーシステムズの成功も加速させました。 AgemaとInframetricsの両社には、60年以上にわたる赤外線カメラの豊富な開発経験と赤外線分野のノウハウがあります。 Agemaは1965年に送電線を点検するための商業用赤外線スキャナを、1973年に電池式のポータブル赤外線スキャナを、1978年にリアルタイムでアナログ記録できる研究開発市場向けの二波長システム、そして1997年には非冷却型赤外線カメラAgema 570を初めて開発しました。 Inframetricsも商業用赤外線カメラおよびサーモグラフィトレーニングのパイオニアとして、1975年にテレビと互換性のある赤外線システム、1995年にフル機能のビデオカメラ式フォーカルプレーンアレイ(FPA)赤外線カメラを初めて開発しました。

2003年、フリアーシステムズは冷却型/非冷却型の赤外線検知器やカメラコア、カメラの最終製品をはじめとする幅広い赤外線イメージングシステムを開発する大手サプライヤー、Indigo Systemsを買収しました。

それ以降も、フリアーシステムズはさまざまな関連市場やテクノロジー、製品に投資してセンサーソリューションの品揃えを拡充し、幅広い顧客向けのサービスを充実させています。 こうした投資によって収益や販売台数が大幅に伸び、製品のコスト削減、ひいては最終ユーザー向けの価格低減につながっています。 その結果、顧客数が劇的に増加し、赤外線テクノロジーの能力に対する世界的な認知度も向上しました。

いまや、フリアーシステムズは世界各国に多くの拠点を展開し、合計3,000人以上の専任スタッフを抱えています。